いつも、どんな状況でも、
自分や子ども達の未来は
選択をしていきたいと思っている。
「これでいいか」や「これしかなかった」
で、ずっとモヤモヤしながら
生きていくのは嫌だから。
ただ、障害を持っていると
なかなかその始めの選択肢というものは
少なくなりがちだ。
1人でこれができないとダメ、
集団の中で一緒に行動出来ないとダメ。
目が離せないし、手もかかるし、
色々と条件を満たせなくて、
預け先など探すのはとても難しかった。
それでも保育園などは
受け入れてくれるところもあるので
選べなくはなかったが、
保育園か、療育園か
療育園を選んだ1番の理由は決して、
「療育をやってくれるから」ではなかった。
個人的には
保育園に通うことでの1番のメリットは、
定型発達の子ども達と関われるということだと思う。
知的障害を伴う自閉症の息子にとって、
この先周りとの成長に
どんどん開きが出てくると感じていた。
だからまだその差が少ないうちに、
関われるチャンスがあるうちに、
周りのお友達からたくさん刺激をもらって欲しかった。
こんな子も、あんな子もいるよ。
君の世界はこんなに多様で大きいんだ
って知って欲しかった。
それでも療育園を選んだ理由。
それは見学の時に私の勘違いで
長男をだいぶ予定時間まで待たせてしまい
見学前に大泣きさせてしまった時、
迎え入れてくれた園長先生の第一声が
「可愛い」だったから。
ずっと困った部分だと思って見ていたのに、
『可愛い』と受け入れてくれた。
こんなにありがたくて
温かい環境はないと思ったから。
もちろん、長男が好きそうな大きなホールや
自然の多い園庭も理由の内ではあった。
でも保育園か、療育園か、
というよりは、
いくつかある預け先の中で
1番信頼できて
子どもが楽しく通えそうな場所を選んだという感じ。
今はその療育園に兄弟2人で通っていて、
登園を渋ることは一度もなく、
毎日楽しそうに通っている。
だからいつだって
選択することにおいては
何かを理由に妥協したくないし、
いつでも1番納得できるものを
選んでいきたい。
障害があっても、なくても
きっとそれは同じこと。
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